漢方生薬ユキノシタを入れた化粧水を作ります。
ユキノシタは漢方生薬としても販売されていますが、意外とお家の裏庭などジメジメしたところなどでも自生していたりするそうです。
苗を買ってきて日陰に植えると、案外あっさり栽培できるようです。
生えているユキノシタは洗って風通しの良い所で日陰干しすれば生薬として使用できます。
以前紹介した生薬を煮出して作る化粧水にユキノシタを追加するだけです。
冬の乾燥を防ぐ乳液→ユキノシタは収斂作用があるため、涼しくなる季節から使用して毛穴を縮めるのが目的です。
さらに、紫外線で損傷した組織の修復もしてくれるので、夏に受けたダメージに効果を発揮してくれます。
【材料】
・ユキノシタ ひとつまみ
・カンゾウ 1mm角を3~4個
・ヨクイニン 10個~
・精製水 100ml
・グリセリン 5~10滴
・ヒアルロン酸 1~3滴
・MSM 1/16tsp
・DMAE 耳かき 1/2
ユキノシタとヨクイニンの量は神経質にならなくても大丈夫だと思いますが、カンゾウは入れ過ぎると肌荒れを起こしてしますので気をつけて下さい。
グリセリンとヒアルロン酸はお好みで調整して下さい。
【作り方】
・耐熱容器に精製水を入れ、生薬(ユキノシタ・カンゾウ・ヨクイニン)を入れてレンジにかけます。
・温まったらそのままレンジの庫内に放置して蒸らしておきます。
・レンジから出して不織布(お茶パックなど)でこして、グリセリンとヒアルロン酸を入れ容器を良く振ります。
・半分の50mlは乳液を作るのに使用します。
・残りの半分にMSMとDMAEを入れて良く振って出来上がりです。
生薬を煮出した液は腐敗が早いので要冷蔵で1週間が使用期限です。
1週間過ぎたらカビなどが無くても捨てて下さい。使用すると肌荒れを起こします。
生薬を煮出した精製水100mlを化粧水と乳液50mlずつにしているのは、1週間で使い切れる少量にするためです。
ユキノシタには美白効果もあるので、カンゾウと一緒にするとダブル美白効果になります。
カンゾウは消炎効果があり荒れた肌の修復もしてくれるので、お風呂上りすぐに使用すると肌が突っ張ってピリピリする事もありません。
冬場に洗浄力の強い洗顔料を使用する人は、修復作用のあるこの化粧水はおおすすめです。